自然共生工法現場見学会(助成事業)
開催日 | 平成26年10月6日(月)9:30~17:00 |
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開催場所 | (1)笠松トンボ池自然再生事業(羽島郡笠松町) (2)ワンド等の水際湿地再生事業(愛知県一宮市起) (3)新東雲橋橋梁事業(恵那市大井町~笠置町) |
目的 | 岐阜県自然共生工法研究会の会員等が先進的な現場事例を視察し、自然共生工法の必要性と問題点を肌で感じ、埋解度を一層高める |
参加人数 | 28名 |
主催 | (一社)岐阜県測量設計業協会 |
共催 | 岐阜県自然共生工法研究会 |
内容
○笠松トンボ池自然再生事業(羽島郡笠松町)
現場見学会では対策前と対策後の状況、再生事業の内容、地元、町民団体、町、専門家、国による連携の取り組み、モニタリングの内容と結果、今後の協働・連携の内容とメニュー、自然保護の課題等について直接肌で感じるとともに自然共生の必要性、地域との連携等について見学した。
○ワンド等の水際湿地再生事業(愛知県一宮市起)
ワンド環境の改善に向けた対策(堆積した底泥を法諜し、底質の改善、樹木伐採や水路の開削、地盤の切り下げによる本川との通気性を確保し、ワンド拡大、ワンド内の外来種の駆除)や再生整備のメニュー(河道掘削、樹木伐採等による砂礁河原の再生・・・・等)、モニタリングの結果等について、現場を見て直接肌で感じとり、今後の河川内の自然再生の参考とした。
○新東雲橋橋梁事業(恵那市大井町~笠置町)
架替えに際しては、地域住民が主体となり道路計画を考える「道づくり委員会」(平成12年11月15日設立)を開催し、地域と行政が協働し、住民の意見を採り入れルートの検討など事業計画づくりが進められていた。この付近一帯は恵那峡県立自然公園区域で風光明媚な木曽川を跨ぐ橋梁のため、周辺環境保護を考えたルートとなっていた。また、近隣の景観に馴染む橋梁形式を採用し、現橋より高所とし、両岸に橋脚を設け、1径間で木曽川を横断することで河川内工事を無くし、環境への負荷を低減した橋梁形式となっていた。今回は、計画段階より地域住民の意見を踏まえ、周辺環境と調和し、自然環境に配慮した構造物の設計と施工について見学した。
(左)笠松トンボ池自然再生事業 (羽島郡笠松町) |
(右)新東雲橋橋梁事業 (恵那市大井町~笠置町) |