「清流の国ぎふ」づくり自然共生写真コンテスト PHOTO CONTEST

令和元年度「清流の国ぎふ」づくり自然共生写真コンテスト 入賞作品

一般の方からの投票と審査員による審査から、下記6名の方(敬称略)の作品が令和元年度入賞作品に選ばれました。

最優秀賞

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被災後
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施工後
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施工後1年
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現況

入賞者

古川土木事務所

審査員コメント

(4枚の写真のうち、現況の1枚は緩弯曲の向きが逆で撮影場所が異なっていますし、他の3枚もアングルが大きくあるいは微妙に異なっていることに加えて、4枚での応募は今回までの他事例の倍以上ですので、公平な評価を難しくしているのは否めません。)

施工直後あるいは1年後の写真にアングルを合わせた現況写真の2枚で、応募者の意図は十分表しえたと思います。 石礫の組み合わさった河床には多様な流れが出現し、河岸はクサヨシと見られる植生に水際まで覆われ、背後の山々とも違和感なく繋がり、良好な水域環境となっています。ただ、施工直後に比べると河積が減少しているように見えるのが気に懸かります。

優秀賞

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入賞者

國島 佑紀

審査員コメント

しのぶ(砂防)堰堤は、資料に拠れば堤高10.5m、堤長112mとあり、山間にあっては広い河原を持った河川に設置されている。魚道は、応募者コメントにあるようにその広さを利用した公園内を折り返す形で設けられています。勾配が急で土砂流送の激しい河道に対し、水生動物にとっては単なる移動路としてだけではなく、生息場を提供するものともなり、写真にはその様子がよく表現されています。季節によっては魚影も容易に観察されそうですが、機能確保の改修状況を伺えないのは残念です。

優秀賞

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入賞者

久保田 圭

審査員コメント

写真に魚影は認められず、「清水川がかつてアユやホタルが生息し育んできた自然環境を復元」していることがわかるようになっていないのは残念なところですが、清水川は市街地にある清水緑地の中心として、背後の桜や人影とともに、住民との協働で手入れが行き届いた水辺空間の良好な景観を醸し出しています。岐阜扇状地末端部に湧き出ていた本来の水量が戻ってくると川の流れも河床も生き生きとしてくるのですが。

佳作

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入賞者

上野 公彦

審査員コメント

洪水流の影響を受けにくい鉄線橋タイプの吊り橋は、通行荷重と地形条件から中山間地域に普通に見られますが、そのような意味で自然に合致した工法、自然と共生しうる工法と見なせると思います。新緑の中に、流路蛇行やどっしりとした巨岩による深い淵、岩石の間や石礫床の上を流れる瀬があってハビタットの多様性を想起させる、自然豊かな情景の非常に落ち着く写真となっています。

佳作

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入賞者

平田 亨

審査員コメント

小学校に隣接して流れる砂防河川が水辺の楽校として学びや遊びの場となるよう、どのような整備がなされたのかは不明ですが、子どもたちが水辺の自然と触れ合え楽しめる空間となっていて、日常的に活用されている様子は十分にうかがえる写真となっています。最近頻発しています強い雷雨が流域に生じた場合、急激な増水で一気に危険になることも同時に理解して欲しいです。

佳作

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入賞者

原 久喜

審査員コメント

河川沿いの遊歩道の植生が刈り払われ、水際に近付きやすくされていて、PTAを始めとする協働で「地域で守る砂防河川の親水性」というタイトルが相応しいような写真になっています。草むらの植物や昆虫類も含めた生態系の観点からみると環境保全の内容は曖昧ですが、次世代を担う子供たちが水辺に触れ合える環境が整えられていて、砂防事業への理解や環境学習の場となっていることがよく分かります。

応募全作品(審査員コメント入り)

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