令和8年度 岐阜県自然共生工法写真コンテスト 入賞作品
一般の方からの投票と審査員による審査の結果、下記の6作品が令和8年度入賞作品に選ばれました。
最優秀賞

入賞者
上野 公彦 氏
審査員コメント
新緑のケヤキの疎林と苔庭がうっすらと電燈の灯った日本家屋をやさしく包み込み、手前には、この場所本来の自然環境の良さを極力損なわないよう、最上流に砂防ダムのある細流を巧みに取り込んで、優れた景観を創出している。雨上がりの静けさを感じさせる写真はこれを良く表現している。
優秀賞

入賞者
鷲見 貴斉 氏
審査員コメント
郡上市白鳥町野添の貴船神社境内の一角にある、祠への参道の小橋から、祠と牛道川の佇まいを収めた写真と推察されます。基岩上に位置する祠への参道が野面積みの護岸工によって守られてきた様子が窺え、自然とともに暮らしてきた地域の人びととお宮の長い歴史的なつながりが感じられます。
優秀賞

入賞者
千嶋 敦仁 氏
審査員コメント
清澄な水面に河原が広がり、稜線が連なる長閑な景色だが、突き当たりの建屋は、平成16年水害の大規模な河岸侵食によって損壊した後再建されたものであり、その前面には強固な護岸が築造された。自然石施工の石組は、河床の凹凸や多様な流れをもたらし、魚類の生息・移動を助けている。
優秀賞

入賞者
髙崎 一輝 氏
審査員コメント
中津川市蛭川地区のシンボル笠置山を遠くに望み、奥に四阿や階段を配して下沢川に親近感を持たせ、河床の露岩と護岸の石材とが河岸の樹木とともに一体感をもって風景の中に調和しており、人工物と気づかないくらい周囲と馴染んでいて、整えられた流路に施工後30年の配慮が感じられる。
佳作
入賞者
安藤 健太郎 氏
審査員コメント
周辺の山並みに比して山腹が遙かに緩やかで水はけが良く、日照にも恵まれたこの地はお茶の栽培に適しており、それを生業とする集落が形成されて現在の景観が生み出された。その意味で、この景観は自然と共生した生活の営まれてきた証であり、写真はその様をよく表している。
佳作
入賞者
隂地 章仁 氏
審査員コメント
巨石を活かした工法で、水当たりや小滝が現われるなど、自然な流れが作り出されて魚道も確保され、生物多様性も図られるが、屹立する巨石には不自然さが感じられ、岩組内部も気になる。河床に多量の巨石があるなら、岩組に拠らずともステッププールの形成で河床が安定するのではないか。




